ニョニャム!お日様の下、カンボジア暮らし。

青年海外協力隊、環境教育、カンボジアの生活・自然・観光などについて紹介するブログです。いつもニョニャム(笑顔)を大切に、ありのままの日々を綴ります。

勇気をもって進めば、新しい景色が見えてくる

 

気づけばあっという間に5月。

先月のクメール正月以降は、有難いことに忙しい日々を過ごしておりました。正月前のノロノロモードがうそのようだ…。笑 

 

やはり、2年間という長期戦においては、活動の波のようなものがあるように感じます。いかに波が低い(穏やかな)ときにしっかりと次の準備を行い、いざ波が来た時にスピーディーかつ着実にに進んでいけかが、大事なのだな~思います。

 

今は波の真っ最中なのですが、休日に入って体調が優れないような、お腹がゆるいような(笑)…ちょっと身体にガタが来ています。ですが、あと一週間程ふんばりたいと思います。

 

さて、タイトルの勇気をもって進めば、新しい景色が見えてくるということを、ここ最近すごく実感しているので、書き留めておきたいと思います!

 

約10か月間の活動のなかで、「もっと物事がスムーズに進んだらいいな~」とか、「何か大きな変化が起きるといいな~」とか、時々淡い期待を抱きます。ですが、現実はなかなかそうはいきません。

 

配属先のスタッフ、環境教育のメンバー、学校の先生や生徒などなど、活動に関係あるすべての人に対して、誠意をもって積極的にコミュニケーションをとっていく。この地道すぎる日々の積み重ねなしに、活動は成り立たないという事実をひしひしとかんじます。

 

でも、配属先の上司とのコミュニケーションには、いつもちょっとした恐怖がありました。なぜかというと、理不尽なことを言われて、今必死に進めている活動が突如中止になる可能性が少なからずあると思っていたからです。(今思えば、これは言い訳にすぎないですが…。)

でも、そういうリスクを覚悟のうえで、ホウレンソウ(主に報告・連絡)はまめにするようにしていました。そして、もちろん事務的なコミュニケーションだけじゃなくて、配属先オフィスの疲れ気味な雰囲気が少しでも良くなるように、誰とでも楽しく会話するように心がけていました。

それが直接影響したとは言いきれないのですが、少しは活動を認めてもらえてるのかな???(←自信なし。笑)と思える出来事が最近ありました。何かというと、カウンターパート(部門のトップ)の指示により、スタッフが私の長ーい活動レポート(英語)を全部クメール語訳して大臣に提出してくれたそうなんです。しかも、カウンターパートから「いつも一生懸命活動してくれてありがとう。」と言われました。

 

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小学校での環境教育に協力してくれているメンバーとのコミュニケーションにおいても、本音を言うときは勇気が必要です。なぜなら、大事なメンバーとの不和は避けたいからです。(今のところはありませんが。)

だからといって、楽な方に流れるのではなくて、活動の目的をメンバーと共有して、環境教育のプログラムをより良いものにしていくにはどうしたらいいのか、ワークショップの実施前後で話し合いをするようにしています。相手から率直な意見をもらえるように、話し合いを工夫していくということも、心がけてきました。

結果として、長く一緒活動しているメンバーが、責任感をもってワークショップを進めてくれており、さらには周囲の友達にも協力を呼び掛けてくれています。本当に嬉しく、有難いことです。

 

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前回、ワークショップの実施が急に決まったため、前日の夜になって自分以外に誰も学校に行ける人がいないことに気づきました。

おそらく、以前の自分が同じ状況に直面していたら、「協力してくれる人いないんかーい。一人でクメール語でワークショップ進めるなんて絶対に無理だわー。」と思っていたかもしれません。ですが、この時は、参加できないことを悔やむメンバーの真摯さを感じたので、そのようなマイナスな思いは一切ありませんでした。それと同時に、「当日学校で協力してくれる先生を見つけて、スタッフがいなくてもワークショップをやってみよう。」と、とても前向きに思えました。不思議と不安も一切ありませんでした。とはいえ、体力的な限界がきていたので、急きょ前夜にクメール語のカンペを用意するのはきつかったですが…。笑

 

結局、当日はエコシティプロジェクトにも同伴してもらったとても教育熱心な先生と協力して、ワークショップを無事に終えることができました。こちらの意図が正しく伝わらなかったこともあったものの、進行はスムーズだったと思います。

 

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 また、別の日には・・・

オフィスで、ワークショップで生徒に書いてもらったレビューシート(手書きクメール語はとにかく難読)を一人でチェックしていると、お調子者のスタッフが何をしているのか聞いてきて、そして「他の人にも手伝ってもらうといいと思うよ。特に今日の君はきれいだから、僕も力になれたらうれしいよ。とにかく活動を頑張ってくれてありがとう。」と声をかけてくれました。周りのスタッフは苦笑。笑

その後、新しく来たインターンのスタッフに、勇気を出してお手伝いをお願いしてみたところ、快く引き受けてくれました。4人がかりで生徒のレビューシートを読み上げ、あれやこれやとワイワイ話しながら、一枚一枚チェックしていきました。

「これをお願いしたら迷惑かな…。」と勝手に不安を抱いて、というかそういう言い訳を自分の中に作ることで、コミュニケーションを避けてしまっていたことがこれまで多々ありましたが、やはりここでも勇気を出してよかったなと思います。

 

 

なんだかまとまりのない記事になりましたが・・・

ささいなことでも勇気を出して周囲の人に働きかけていくことで、確実に物事は前進する。そして、自分の中でも、自分の周りでも小さな変化が起きる。

 

活動ではひたすら点を打ち続けていて、なかなか線に、そして面になりませんが(要するに発展する見込みが少ないのが現状ですが汗)、このことを自分に言い聞かせて地道に活動していきたいと思います('ω')ノ

 

 

***今週の授業の一コマ*****

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カンボジアのごみ問題についてのビデオを鑑賞中。スクリーンは模造紙をつなぎあわせて作成(^^)/笑