WSプログラム作りで味わう、産みの苦しみ。
今度は、ヒロシマハウス・プテアニョニュムが運営する学校でワークショップ(以下、WS)です 。準備の手順としてはこんなかんじでした。
1.学校にアポとる
2.学校の授業の様子を見させてもらい、環境教育のWSについて先生に相談。日時決定。
3.プログラムの骨組みを作る
4.もう一度学校に行き、先生にプログラムを相談
5.プログラム修正・具体化
6.視覚教材、配布資料etc.作成
7.同僚に当日の進行担当をお願い
8.同僚と教材のクメール語翻訳チェック
9.当日の流れ確認
10.ワークショップ当日
ワークショップやるときでも、プレゼンやるときでも、対象相手のことをよく知って、ニーズを明確化することを大事にしています。
今回の場合は、 当日の想定人数、生徒の年齢層、読み書き能力、当日の周辺エリアの行事の他、先生が環境・衛生分野に関してどんな問題意識を持っているか、また生徒に日頃それを理解してもらうにあたってどのような難しさがあるのかを聞きました。
先生の環境教育へのニーズを丁寧に調べていったことで、その後プログラムをブラッシュアップすることができたかなと思います。
最大の反省点は…
配属先(観光省のスタッフ)をほとんど巻き込まずにほぼ一人でやってしまったこと。
((((おいっ!!!!!
言い訳すると、みんなエコビジネスコンテストで土日もないくらい忙しくてかんきょーきょーいくどころじゃなかったし、 そもそも、自分が技術移転すべきは配属先スタッフじゃなくて学校の先生たちじゃない?と思っておりまして。
それならできる限りコンスタントに学校でWSやれる方がいいから、プログラムも教材も土台はある程度自分が作って膳立てして、オイシイところだけ配属先スタッフに任せるかたちがいいのかな?? という考えですすめてまいりました。
でも、レクチャー担当を時間にゆとりがありそうなスタッフにお願いするも、結局当日の開始2時間前にドタキャン!やっぱりそうか・・・泣
「いや〜、どんなやり方が正解なのかよく分からんよ~~~~~!」
「正解なんて存在しないわよ。思う存分、悩みなさい。」
話を戻しまして、
上に書いた1〜10の工程のなかで、特に
3.プログラムの骨組みを作る
4.もう一度学校に行き、先生にプログラムを相談
5.プログラム修正・具体化
の部分はかなりキツイです。自分がいかに思考力とタフさが無いかを痛感してます。少し考えては頭がパンクし、また考えてはパンクし…。
それに比べ、レクチャーや資料の翻訳(自分の場合、最初は英語で作ってクメール語に訳す)の方が機械的にできるので、楽に感じます。もうその段階まで来たらゴールがかなり見えているので。
あとは、プログラムにそって0から教材のイラストを作るのもかなり頭を使います。イラストってインパクトがある分、大事な問いかけがぼやけないように配慮しつつ、かつ可愛く面白く、作っていきました。
そして、当日の様子はこんなかんじでした…!
レクチャーの様子。私の拙いクメール語を、丁寧なクメール語に通訳してもらうという…笑
パゴダ(お寺)の敷地でごみ拾い。開始の合図をした途端、走って行ってしまった…!運動会の種目に出来そう…!笑
プチュンバンというカンボジアのお盆期間なので、たくさんの人がお寺に来ていました。地域の人への啓発という意味でも、タイミングとしては良かったのかな。
最後に切り花を一人一人作ってもらい、「自分の健康と環境を守るためにできること」をテーマに、自分のアイディアを文字や絵でお花に書いてもらいました。あっという間で、とても楽しかった~。
公立学校に通っていないこどもたちでも、ちゃんとしっかり自分の意見を発言してくれていたので、とても感心しました。自分の作ったレクチャー、簡単すぎたかな~。
先生には、「準備の時に環境のことについて議論する機会を作ってもらえてとても良かった。」と言って頂けました。うれしいお言葉です…!
ワークショップの回数を重ねることで準備のフローが確立しつつあるので、次こそは、それぞれの行程の適切なタイミングで、協力者を募っていきたいです♪
さて、今後のカンボジア生活4ヶ月目はいかに?!