環境ワークショップで60人一人一人に参加してもらうには…
先週にNGOで行った、環境ワークショップ当日の様子をお伝えします…!
0.NGOの学校に到着
NGOに到着すると、「どんな教育プログラムかとても楽しみにしています」というスタッフの方々からの歓迎(プレッシャー?笑)のお言葉。
そして、ワークショップの会場に行くと、すでに選抜されたハイレベルクラスの生徒さん60人がいて、拍手で迎えられる。おもわずたじろぐ、日本の新卒ボランティア。笑
1.プレゼンテーション
ワークショップの初っ端は、自分のプレゼンでした。
一方的なレクチャーではなく、質問をなげかける→何人かに答えてもらう→ちょっとコメント返す→レクチャーっていうのを各セクションごとに繰り返したので、だいぶ会場があったまりました。生徒の発言内容のクメール語が分からない時は、適宜NGOのスタッフさんに通訳してもらっていたので、なんとか流れを切らすことなく進行できました…。幸いにも、自力でクメール語プレゼンを作って語彙が増えたおかげで、相手の発言がわりと聞き取れました。
レクチャーのあと、クメール語のアナウンスの入った水俣病についてのビデオを見てもらいました。これは、前任の隊員さんが作成してくださったものです。ショッキングな映像も多いせいか、生徒さんたちは真剣に見てくれました。
その後、SVさんがカンボジアのごみ問題や廃棄物処理場、エコバックについてのプレゼンをしました。
2.ごみ拾い&ごみの分解年数のクイズ
プレゼンのあと、外にでてみんなでごみ拾い…のはずが、大雨!笑
しばらくして雨が止んだあと、再開。なぜだか皆ノリノリでした♪
再度集合し、今度はごみの分解年数のクイズ。
やはり、プラスチックごみは想像以上に分解されるのに時間がかかるということで、生徒さんたちは驚いていました。
集合写真♪
3.川の汚染を体験しよう
まず、川の魚役(Fish girls & Fish boys)を10人立候補してもらい、川の水に見立てたコップを持ってもらいます。そして、破壊者役(?)を4人立候補してもらい、川の水に順々に油、洗剤などを混ぜてまわってもらいます。
川の水はどう変化したかな?色、におい、表面はどうなった?などなど、質問を投げかけながら、観察してもらいます。その後、魚役の人に、川の魚や環境に与える影響について意見を一人一人発表してもらいました。って、そんなに真面目なかんじではなくだんだんイベントチックになってしまった感は否めない…。笑
4.ふりかえり
最後に、一人一人に自作のお魚カードをくばり、「自分たちの環境と健康を守るためにどう行動していくか?」について、今日学んだことや自分自身の考えを書いてもらいました。
事前にこちらがつくっておいた模造紙に、お魚をはってもらい、1つの絵が完成!!!
クメール語は読むのに一苦労…。
また最後にもう一度集合写真♪笑
参加型ワークショップの規模として60人っていうのは結構多いなと思ってました。ですが、アクティビティの工夫次第で一人一人に自分の意見をアウトプットしてもらうことが可能だと思います。
今回の反省点としては、対象者が学校の選抜された優秀な人達だったので、内容がおそらく易しく、すこしお遊びちっくになってしまったかなぁということ。対象者の習熟度、語学レベル、バックグラウンド、その他もろもろ、もっと事前に確認して、ワークショップの難易度を考えるのが大事ですね!