青年海外協力隊50周年式典in カンボジア
12月7日に、カンボジアで青年海外協力隊50周年式典が行われました。
実は50年前からカンボジアに協力隊が派遣されていた?!
青年海外協力隊の派遣がはじまったのは、1965年。最初の派遣国は、ラオス、マレーシア、フィリピン、カンボジア、ケニアの5か国でした。カンボジアの初代隊員は柔道の職種だったそうです。
内戦時代の間はカンボジアへの協力隊派遣が中止されており、1992年(自分が生まれた年!)から再び派遣が始まり、今に至ります。
手作り感あふれる、青年海外協力隊50周年式典 in カンボジア
第一部は、来賓のカンボジア副首相や日本の衆議院議員、JICAの理事の方のスピーチなどがありました。
第二部は、体育、合気道、理科教育、青少年活動など、各職種の隊員と生徒たちによる発表や、配属先のカウンターパートによるスピーチがありました。司会進行は、先輩隊員さんが全てクメール語で行いました。すごすぎる…!!
私自身は特に発表はありませんでしたが、隊員の有志グループの一員として、スヴァイリエン州の学校の音楽隊の生徒たちと一緒に、ARAPIYAという曲を舞台で歌いました。カンボジア人にとってはなじみのある曲で会場のお客さんたちも一緒に盛り上がってくれました。
(個人的には、大勢のお客さんがカメラを構えるなか舞台で歌っているときに、幼稚園のお遊戯会を思い出して一瞬童心にかえった気がしなくもない。笑)
来賓がうつっている写真をWebに掲載してはいけないとのことなので、代わりにJICAカンボジアのFacebookリンクを貼っておきます(^_^;)写真を見て分かるように、女性の隊員は伝統衣装のドレスコードでした!
【祝!青年海外協力隊50周年/A ceremony of 50th anniversary of Japan Overseas Cooperation Volunteers (JOCV)】青年海外協力隊は今年50周年を迎え、最初のボラン...
Posted by JICA カンボジア事務所 on 2015年12月8日
舞台上に立った隊員は一部ですが、各職種のパネル作成、会場設営、当日の受付や誘導などなど、各隊員が何らかのかたちで準備や当日の仕事にかかわっていました。決して豪華ではないけど、手作り感あふれる心こもった式典になったのではないかなーと思いました。(観光省のゴージャスなカンファレンスに見慣れているせいか、よりそう感じたのかもしれない。)
カンボジア国内のニュースでも…
式典の第一部の様子が翌朝のカンボジアのニュースでも流れていました。
カンボジアOVさんとの出会い
青年海外協力隊50周年という節目の年に隊員として派遣されて、幸運だったなーと思いました。それと同時に、カンボジアで協力隊を経験し、その後カンボジアで長年キャリアを積まれているOVさんたちと式典で知り合いになれたことが、個人的にすごく大きな収穫でした。海外、特に開発途上国で働きたい人にとっての、ロールモデルともいえるような人に出会え、良い刺激を頂きました。このことについては、またいつか別の記事で紹介したいと思います!