草の根外交官、豪華結婚式で踊る?!の巻
自分宛に届いた、結婚式の招待状
先々週の金曜日、オフィスに自分あての結婚式の招待状が届きました。とても素敵なカードだ…。しかも、ご祝儀袋つき。
なんと、観光省大臣の息子さんの結婚式に招待されたのです。
同じく観光省に配属されているシニアボランティアさん、そしてもちろん省のオフィシャルスタッフたち(一部のみ?)も招待されていました。
いざ、会場へ…!
場所は、カンボジアの五つ星ホテルである、ソカプノンペンホテル。以前、観光省の豪華カンファレンスがあった所です。
これは帰りの写真なのですが、行ったときにはこの場所に新郎新婦、大臣含めたご家族、そして観光省の上役さんたちがずらーっと列を作って、そこを招待客が通って会場に入るかんじでした。
結婚式の会場の様子。ステージがまぶしい…!!!!
各国の大使など、政府関係者が続々と会場に集まっていました。日本人は、観光省のJICAボランティアの他、JICA事務所の所長さん、日本大使がいらっしゃっていました。「自分、場違いなんじゃないか…?」と思いましたが、精一杯の笑顔と上品さ(?!)を発揮し、他のお客さんたちとの会話を楽しみました。
結婚式、スタート
観光省のカンファレンスと違ってなが~い演説はなく、少しスピーチがあった後は、ケーキ入刀→新郎新婦が客席のテーブルをまわる
という流れでした。大臣の息子さん、要するに新郎さんとお話しさせて頂いたのですが、とても穏やかでいい人そうな方でした。
踊るか、踊らないか…?
結婚式の最後はひたすらダンス、ダンス、ダンス!!笑
大臣とか、VIPな方々が最初に踊り、徐々にほかの御客さんも混ざっていくかんじでした。ダンスの様子は会場内のスクリーンに写し出されていました。
さてさて、ここで、結婚式にわざわざ自分のようなボランティアが招待されたのは、青年海外協力隊が観光省にいること≒観光分野におけるカンボジアと日本の外交の象徴 と捉えられているからではないかと、(勝手に)解釈しました。
青年海外協力隊は、草の根外交官とよばれています。ということは、やはりこのようなVIPな場(結婚式)でも、積極的に外交する必要があるのでは…?
「踊るか、踊らないか…?」
JICA所長や日本大使などがなされないような外交を、私がやらなきゃ!踊らなきゃ!という、よく分からない使命感に燃える。
ペアで踊るので、「私、踊りに参加したい!誰か一緒に来て!」と配属先のスタッフを誘い、踊りの輪に加わる。しかし、スタッフは全くリズム感がなく、どうやらダンスは苦手なようでした…。おまけに、こんな変な日本人と一緒に踊るなんて、嫌だったかもしれない。申し訳なかったな…。でも、おかげさまでこちらはミッションを達成できました。本当にありがとう。
その後会場を出ると、偶然新郎新婦のご両親に遭遇。観光省大臣もいらっしゃり、少しの時間でしたが、話しすることができました。大臣に、結婚式への参加を喜んで頂けて、こちらもうれしかったです。
(唯一残念だったことは、スープと汗でベトベトした手で大臣と握手してしまったこと…。はぁ…。)
というわけで、観光省大臣の息子の結婚式に出席するという、貴重な経験をしたのでした!