小学校で3Rの授業と環境ポスター作り!環境教育を身近に感じてもらうには?
先週、先々週に実施した、小学校での環境教育ワークショップの様子をちょこっとお伝えします。
いつも、活動のことをしっかりまとめて記事にしたい!と思いつつも、なかなか時間もエネルギーも使うので、あっという間に数か月、半年と経ってしまいますね…(;O;)なるべく記憶が新しいうちに、全然まとまってなくてもアウトプットするようにしたいです。
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レクチャーは紙芝居形式で。まずはプノンペンのごみの量と組成に関するクイズ。
プノンペン都のデータによると、ごみの組成は重量ベースで1.生ごみ、2.プラスチックごみ、3.紙のごみ、4.その他の順に多いです。でも、ほとんどの生徒がプラスチックごみが最も多いと思っていたようです。たしかに、学校で出るごみの大半がプラスチックごみにあたるので、そういった印象を持つのかもしれないです。
次は3R(Reduce, Reuse,Recycle)について。クメール語に訳すと当然ながらR~にはならないですが。笑
最初に3Rという文字だけ見せて、生徒たちにこの言葉を知っているか尋ねました。ごく少数ですが、ちゃんと答えられる子がいてびっくり。
そのあと、具体的にReduce,Reuse, Recycleがどういったことを指すのか考てもらう。イラストを先に見せて内容を推測してもらうことも。(そのあたりは反応を見つつ進め方を変える。)
そして、こちらから一つ一つ説明。
こちらはReuseの例。日本の事例をそのままよりは、なるべく任国で実際にやられていることを示す方が、「自分もやってる!」とか、「そういえば見たことあるな。」とか、生徒がより実感に落とし込めて良いのではないかと思います。
蛇足ですが・・・
紙芝居のイラストは私が描いています。クオリティはさておき、絵を描くのが好きなので、紙芝居の準備は結構たのしんでやってます。小学校低学年の時にマンガ家を目指して毎日絵を描いていた経験が、今カンボジアで活きているのは、なんとも不思議です。
続いては、環境ポスター作りです~!
まず、他の学校の生徒が作ったポスター(現物)や、日本のこどもが描いたポスター(A4にコピーしたもの)を見てもらいます。そして、「自分の学校や街の環境を良くしていくために、ポスターを通じて家族や友達にどんなことを伝えたい?」と問いかけます。
「環境」といっても漠然としているので、生徒がイメージしやすいテーマ例を10つほど提示。(ごみのポイ捨て防止、3R、学校や街の美化、動植物の保全など)
テーマが決まったら、絵を描いてみよう~。
プログラムを作っているときは、カンボジアの小学生にとって、環境ポスター作りは難しいかな?と思っていました。ですが、ほかのスタッフが一人一人に対して丁寧に説明したり適宜サポートしたりしてくれたおかげで、意外とみんなスムーズに描けていました。
もちろん人によってペースの差はあれど、各々自分なりにちゃんとテーマを表現できていたなぁと思います。
周りの人の絵は気になるよね~。笑
授業は小4~6の生徒対象ですが、ある学校では、休み時間になると低学年の子たちが乱入!
好奇心旺盛な子たちに対して「中に入っちゃだめだよ~。」といって制してしまうのはなんだか勿体ない気がしたので、入り口で急きょミニ授業。
特に1年生の子たちがイラストを食い入るように見てくれて、キャッキャしている様子が本当に可愛らしかったです。あ~荒んだ心が洗われる~。(え?)
そんなかんじで、プノンペン市内4校での第三弾ワークショップが終了しました。なかなかスローペースですが、継続することの大切さを実感する今日この頃です。
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さて、今週はカンボジアの海岸沿いにあるプレアシアヌーク州の教員養成校と、ロン島の学校でワークショップをしてきます。じっくりプログラムの準備を進めたいのに、なかなかそれ以外のところ(スタッフと出張に行くためのいろんな手続きなど)でだいぶ時間と精神力を使ってしまった…。
思うように肝心の教材作りがすすまず、ストレスで肌荒れ気味ですが(笑)、出発までのあと数日間でどうにかしたい。どうにかなってくれ。
というわけで、ハラハラしながら今月の山場をむかえます…( `ー´)ノ