ニョニャム!お日様の下、カンボジア暮らし。

青年海外協力隊、環境教育、カンボジアの生活・自然・観光などについて紹介するブログです。いつもニョニャム(笑顔)を大切に、ありのままの日々を綴ります。

タイの首都バンコクで感動した10のこと ~初めての任国外旅行~

 

青年海外協力隊には任国外旅行という制度があります。1年間のうち上限20日まで、配属先とJICAの許可のもと、任国以外の国に行けるという制度です。派遣される国によって行ける国が決まっており、カンボジアの場合はタイ、ベトナムラオス、マレーシア、インドネシアシンガポールに行くことが出来ます。

 

先週、この制度を使って6日間タイに行ってきました。

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日本にいた時には何とも思わなかったことでも、今カンボジアで暮らしているからこそ実感できることが多々ありました。

 

そこで、タイの首都バンコクで感動した10のことを、一挙紹介します!完全に主観ですが、ご了承ください…。

 

1.公共交通機関(バス・電車)が発達している

カンボジアにはない電車が、ここ、タイにはある!!」

タイについてまず初めに味わった感動でした。

 

日本で22年間暮らしていたはずなのに、タイの発達した公共交通機関を使うのに戸惑いました。

 

まず、空港から宿までバスで行くはずが間違えて国鉄に乗り、国鉄の終点の駅から宿までの行き方が分からず、偶然一緒に乗り合わせていた日本人大学生の子たちに駅から地下鉄への乗り換えの方法を案内してもらいました…(笑)

さらに、久しぶりに目にする切符の券売機に戸惑い、「これってお釣りでてくるの?」と大学生の子に聞きながら、おそるおそるお札を入れて切符を購入しました。

 

おそらく、カンボジアの生活に適応していたがために、複雑に発展した都市生活に不慣れになってしまったようです。笑

 

2.街中がきれい!ごみがゴミ箱に捨てられている!

なんと…カンボジアとは異なり、街中にゴミが全く落ちていません。屋台の床にもゴミが全然散乱していません。ごみはゴミ箱に捨てられています。

 

カンボジアではごみが多いこともあり、毎日自転車通勤中に数匹のネズミの死体に出くわすことがりますが(泣)、バンコクではもちろんそんなこともありません。また、ごみがきちんと管理・収集されていることにより、街中が全く臭くありません。

 

日本人からすると、全くもって普通のことですが、カンボジアのごみ問題に取り組む自分にとって、廃棄物管理を担う行政がきちんと機能しており、住民のモラルも高いことに、心の底から感動しました。


3.道路が舗装されている

いやいや・・・当たり前でしょ!という日本人からのつっこみは受け付けておりません(笑)

カンボジアの首都プノンペンであっても、郊外の通りはまだまだ未舗装ですし、州と州を結ぶ国道でも未舗装で、バスの外も中も砂埃が舞うというのは、ごくごく当たり前です。また、道路舗装のやり方が悪く、ガタガタの道路も多いです。

 

しかし!バンコクの道路は日本ように綺麗で平坦でした・・・!!!なんということでしょう。しかも、高速道路なるものもあります。感動!!!

 

 

4.交通に秩序がある

街中に、機能している(ちゃんと光っている)信号がたくさんあることにまず驚きです。そして、車やバイク、バス、そしてトゥクトゥクは信号の「赤・青・黄色」を守っているではありませんか!!

 

道を逆走したり、歩道やガソリンスタンドを突き抜けたりするバイクも見当たりません。

 

なんと交通安全意識が高いんでしょう…!!!!感動!!!!

 

5.空気がそこそこ綺麗で視界がクリア

2番と関連しますが、バンコクの街中では砂埃が舞っていません。車の交通量は多いものの、カンボジアと違って改造車が少ないため、排気ガスで外が薄暗くなることもありません。

 

視界があまりにもクリアで、自分の視力が良くなったのではないかと思いました。そして、マスクをつけて外を歩く必要がないことに、戸惑いと感動でした!!!

 
6.大都市だけど緑地が多い

バンコクはビル群が立ち並ぶ大都市でありながら、公園や庭園などの都市緑地が多い印象を受けました。

 

 プノンペンの緑地(芝地)はとても少ない上にごみが散乱しているので、なかなかくつろげる環境とはいいがたいです。一方で、バンコクの緑地では、ゆっくりと時間をすごす若い人や家族を見かけ、都市の屋外に安らぎの環境があることに、感動しました。

 

7.日本人がたくさんいる

バンコクの街中を歩いていると、日本人とよくすれ違いました。大きな市場で迷子(?)になったり、前述したようにバスと間違えて電車に乗ったりした時でも、偶然出会った日本人に道を聞くことができました。本当に感謝です。

 

また、街中には日本語表記のお店がとても多いです。まるで日本に一時帰国しているかのようでした。感動!!

 


8.街中を歩いている人がお洒落

なんというか…ザ・シティガールという感じのおしゃれな女性をたくさん見かけました。メイクも今風です。す、すごい~!!!

 

バンコクは、アジアらしい混沌とした都市ではなく、洗練されたハイセンス都市でと感じました。感動。

 


9.コンビニエンスストアがある

バンコクには、セブンイレブンファミリーマートなどなど、日本のコンビニがあちらこちらにあります。思わず感動してセブンイレブンの写真を撮っていたら、マレーシア隊員に笑われました(笑)

 

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10.昼夜問わず街中を安全に歩くことができる

これまであげてきたことと幾分関連しますが、これが一番の感動ポイントでした。整備された歩道があり(カンボジアでは歩道すら希少です!)、バイクが歩道に突っ込んでくることもなく、スリの心配もそれほどなく、犬や子供に追いかけられることもなく、ただ、穏やかに街中を歩くことができる。これ、当たり前のようで、当たり前じゃないんですよ!

 

お散歩好きな自分としては、ただ街並みや人を観察しながら歩く、という超単純なことでさえ、大きな喜びでした。

 

もちろん、日本に比べれば安全性は低いと思うので、特に夜間出歩く際は、ひったくりや怪しい勧誘には気を付けたほうがいいと思います。

 

 

 

まとめ:

カンボジアの近隣国であるタイは、日本並みに発展していることが分かりました。それは、単純に交通網のインフラ整備や高いビルの多さといった目に見える部分のみならず、交通ルールを守るモラル、街中やお店を綺麗につかう意識など、そういった目に見えない部分での発展というものも感じました。

 


日本の都市部で育ってきた自分は、大都市バンコクに、とても居心地の良さを感じました。海外で仕事と生活をする者として、日本レベルの快適さや便利さは求めていませんが、やはり「暮らしの安全性」は、本当に大切で有難いなことだなと改めて思ったのでした。