ニョニャム!お日様の下、カンボジア暮らし。

青年海外協力隊、環境教育、カンボジアの生活・自然・観光などについて紹介するブログです。いつもニョニャム(笑顔)を大切に、ありのままの日々を綴ります。

改めて、ここはどんな国?

カンボジア3日目は、前日に引き続きオリエンテーション漬けな一日。

 

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カンボジア事務所からの風景。中央奥には独立記念塔が見える。

 

まず、カンボジアの現状について、カンボジアで行われているODA事業についてお話を聞きました。復習がてら、さくっと抜粋したいとおもいます。

 

***カンボジアの概要***

人口:1470万人(東京都の人口とだいたい同じ)

 近隣国であるタイ、ベトナムミャンマーにくらべると人口はかなり少ない。

面積:18.1万㎢(日本の2分の1弱)

平均寿命:64歳

主産業:農業 縫製業 建設業 観光業

GDP経済成長率:6.0%(2007~2011年)

 経済成長率は高いが、内戦時代の初期状態がかなり低かったため、隣国に比べてまだ発展途上

 

***日本のODA***

大きく分けて経済基盤社会開発ガバナンスの3つの分野でODAを行っている。

経済基盤分野では、インフラ整備を主に行っている。今年完成した「つばさ橋」の建設のプロジェクト等が挙げられる。

社会開発分野では、教育の質の向上のために教師の育成に力を入れている。ポルポト時代に知識層が殺された影響は未だに大きいという。他にも地雷撤去、環境保全のプロジェクト等がある。

ガバナンス分野では、カンボジアでは政府の汚職が大きな問題となっているため、政治体制を改善するための法制度の整備をJICAが支援している。

 

 自分が専門とする森林保全分野の話についても現状をいろいろと聞くことができたので、また後日あらためて記事にしたいと思います^^

 

お話を聞いて感じたのは、ポルポト時代の知識層を含めた国民の大量虐殺が、いかにカンボジアにとって大きな損失であったか、ということでした。人材育成というカンボジアにとっての最重要課題にかかわる身として、考えさせられることが多々ありました・・・。