カンボジア人大学生5名を連れて出張へ。彼らのパワフルさには敵わない…。
海岸沿いの街、シアヌークビルの教員養成校と、コッ・ロンという島の小学校での環境教育ワークショップが無事に終了しました。悪天候の中、事故もなくかえってこれて一安心です…。
さてさて、今回の3日間にわたる出張では、カンボジア人大学生5人と共に活動しました。配属先のインターン生4名と、現地で合流したスタッフの友人1名です。
出張の予算、スケジュール、そして環境教育プログラム…ありとあらゆることをしっかりマネジメントしながら、とっても自由気ままでパワフルな大学生5人と一緒に活動するのは、かなりの精神力を使いました。
環境教育プログラム自体は、みんなで協力して準備を行い、当日もスタッフはよく進行出来ていたし、生徒さんたちからの反応も良かったのではないかなぁと思います。
でも、問題はそれ以外の部分…。
その1 時間を守らない
まぁ、これは想定の範囲内。集合時間には誰かしらシャワーを浴びている。朝はモーニングコール。こっちが誰よりも早く準備をすまし、「早くしてね★」と背中で語る。
その2 とにかく好き勝手
「帰りの船の時間が近づいているよ!」と伝えるも、みんな海に泳ぎにいっちゃう。
乗るはずの船が壊れたため、いつ来るか分からない別の船を待たなければいけなくなったが、女の子たちはマッサージに行ってしまう。(結局すぐ船が来ることになりそうだったので全員呼び戻して港に行った。)
そして、いつでもどこでも自撮り大会。
その3 順番を守らない
帰りの船に乗る際、並んでいる観光客を抜かし、船員に「早く自分たちを船に載せて。」とごり押しする。
バスに乗る際も、自分たちは並んでいなかったのに、バスの前で列と作っていた欧米人観光客を押しのけ、無理やり乗り込む。
その4 割と羽目を外してしまう
省略。
他にもいろいろありますが、このくらいで…。笑
このことは彼ら・彼女らだけに限ったことではないし、自分が言って意識がかわることではない、そもそも日本人的時間感覚やモラルは押しつけられない、とは思いました。しかし、やはり個人の旅行ではなく省としての業務(しかもJICAの支援を受けている活動)であるし、予定通りに活動を遂行する必要があったことから、何度か厳しく注意をすることもありました。
相手の思い(心境)も、自分との考え方の違いも、その違いにある教育的背景も、頭では分かっている。でも、いかんせん人間なので、こっちだって時には腹を立てるさ!!!!笑
というわけで、出張が終わってからもなんだかモヤモヤ、フツフツ(?)しています。もうちょっと頭を冷やしてから、改めて島の事や環境教育のことを記事にしたいと思います。
****おまけ*****
島の小学校にて。休み時間にみんな朝ご飯を買って食べます。
(ものすごく高く跳んでいる子供が写ってますが、超常現象ではありません。)
4~6年生クラス。
1~3年生クラス。
外でゴミ拾い。(遊んでいる写真に見えなくもない。)
最後に、スタッフが砂で作った仏様の顔。シュールだ。