ニョニャム!お日様の下、カンボジア暮らし。

青年海外協力隊、環境教育、カンボジアの生活・自然・観光などについて紹介するブログです。いつもニョニャム(笑顔)を大切に、ありのままの日々を綴ります。

大人の社会科見学② ~私たちが出したゴミはどこへ行く?~

大人の社会科見学、第二弾!

このブログを読まれているみなさんの地域では、自分が出したごみはどう処理されていますか?

日本では焼却処分、リサイクルが当たり前ですが、ここカンボジアではごみの焼却炉もなければ、公共のリサイクル設備もありません。そもそも、トラックによるごみ収集が行われているのは、各州のほぼ中心部のみなんです。

今週、環境教育ビデオ教材作りのために、クリエイターの方々と配属先スタッフとで、ごみの埋め立て処理場(最終処分場)の見学に行ってきました。写真を中心に処理場の様子を紹介します。

お食事中の方は、食べ終わってから読んでくださいな!笑

禁断の(?)埋め立て処理場へ…

禁断、というと言いすぎなのですが、プノンペンの埋め立て処理場は、市役所の許可が下りないと入ることはできません。とはいっても、JICAのスタッフさんが申請して5日くらいで許可が出たので、意外と早かったなという印象。

 

f:id:kirinnomori:20151129120646j:plain

まず、事務所の中で担当者の方からお話を伺いました。

 

f:id:kirinnomori:20151129120647j:plain

・・・あれが、あの山が、埋め立て場か・・・?

 

f:id:kirinnomori:20151129120650j:plain

 車で近づいてみると…

物凄い迫力だ…!!!!!ジブリの映画に出てきそうな光景。(って、稚拙な表現しか思い浮かばないけどとにかく凄まじい。)そして、とっても臭い…!!!!!

埋め立て施設といえど、ゴミの上に土をかぶせているわけではなく、ただごみが積みあがって山になっています。雨季には大雨によって山がくずれてしまうので、管理がとても大変だそうです。

ゴミの山に足を踏み入れると、その先には…

f:id:kirinnomori:20151129120659j:plain

車でゴミ山を登っていき、中腹(?)あたりで下車しました。これから、歩いてどんどん進んでいきます。

どこもかしこもゴミ、ゴミ、ゴミ…。一日に約1800tのごみがプノンペンから集められてきます。そのうちの約7割が生ゴミだそうですが、カンボジアではコンポスト(生ごみのたい肥化)は全然普及していません。また、プラスチックごみに関しても、国や州としてのリサイクルシステムはありません。

 

f:id:kirinnomori:20151129120705j:plain

そこには、正規職員が30名程度、ウェイストピッカー(ゴミ山から有価物を拾い集めて生計を立てる人)が200~300名程度います。

 

f:id:kirinnomori:20151129120714j:plain

車から降りたときは、「こんな悪臭耐えられない!一面ごみで足の踏み場がない!ひょえ~~~!」と思ったのですが、不思議なものですぐに慣れることができ、写真撮影に専念できました。笑

このような重機が数台稼働してるのですが、重機の修理費がとても高額になるそうです。たしかに、タイヤにはごみがべっとり絡まっていて、すぐに動かなくなりそうだな思いました。

 

f:id:kirinnomori:20151129120721j:plain

これは、ウェイストピッカーの人たちが使っている秤です。これに有価物を載せて、重さを測ります。

 

f:id:kirinnomori:20151129120736j:plain

集めた有価物を袋に積み、運んでいきます。

 

f:id:kirinnomori:20151129120743j:plain

ゴミ山の中の水溜まりからは、ぶくぶくと泡が…。埋め立て施設の敷地内には、ごみから出た汚水を処理する(というか溜めておく?)エリアもあります。

 

ゴミ山にだって、人々の生活がある

このごみ埋め立て処理場に来て一番印象的だったことは、ごみの臭さ、動物の死骸、ハエの大群、いずれでもなく、そこで暮らす人たちのたくましさでした。

f:id:kirinnomori:20151129120654j:plain

ゴミを拾うこどもたち。親と一緒に来ているとのこと。児童労働ではないようなので、少し安心(?)しました。

 

f:id:kirinnomori:20151129170623j:plain

お姉さん、かっこいい。

 

 

f:id:kirinnomori:20151129120755j:plain

埋め立て場に、このような簡易的な家がいくつも建っていました。本当は禁止されているのですが、ここで実質暮らしている人がたくさんいます。

 

f:id:kirinnomori:20151129120801j:plain

家もあれば、食堂もあります。

 

もちろん、このような劣悪な環境で働くあるいは生活する人々に、気管支炎などの健康問題が生じているそうです。

 

ゴミ山の頂上へ向かうと…

f:id:kirinnomori:20151129120811j:plain

しばらく進んでいくと、ゴミ山の頂上にたどり着きました。

 

f:id:kirinnomori:20151129120818j:plain

このあたりはトラックで運ばれてきたばかりのごみが多く、有価物を拾っている人が集まっています。

 

f:id:kirinnomori:20151129120832j:plain

袋をもって、お金になりそうなごみを集めます。

 

f:id:kirinnomori:20151129120824j:plain

写真を見て分かるように、ゴミ山の向こうには、プノンペン郊外の美しい風景が広がっています。

ゴミ山と田園の景色があまりにも対照的すぎて、なんだか自分が見ているものが現実とは思えないような、不思議な感覚でした。

 

f:id:kirinnomori:20151129120836j:plain

その後、ゴミ山の頂上から下山(?)し、無事に見学が終了しました。

配属先(NCCA)のトレーニング部門のスタッフも同行してくれました。ありがとう!オークンチュラン!

 

 

まとめ

 約2時間にわたる聞き取り調査とゴミ山見学の中で、普段生活していては分からない課題がたくさん見えてきました。

 

まだまだ自分の知りえた情報は限定的ですが、これからも情報収集に努めて、地域の現状にあった環境教育の教材・プログラムを作っていきたいなと思いました。

 

他国(特に東南アジア地域)の廃棄物管理の現状も気になるので、いつでも情報提供お待ちしています!!

 

 

 

 

 

 

広告を非表示にする