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ニョニャム!お日様の下、カンボジア暮らし。

青年海外協力隊、環境教育、カンボジアの生活・自然・観光などについて紹介するブログです。いつもニョニャム(笑顔)を大切に、ありのままの日々を綴ります。

任地のごみ問題にどうやって関心を持ってもらう?~環境教育プログラムの紹介~

青年海外協力隊 環境教育 青年海外協力隊 活動(7~12ヶ月目)

 

かれこれ3,4か月前の話になりますが、モデル校で実施した環境教育プログラムの中身を紹介しようと思います。

 

カンボジアを含めた開発途上国で環境教育を実践したい人にとって、少しでも参考になるとうれしいです。

 

 

 

授業をやる前に確認したいこと

自分の場合、主に小学校で活動をしているのですが、事前に以下の内容について調べました。

・学校にゴミ収集車は来るかどうか、頻度はどれくらいか (収集業者との契約内容も確認)

・収集されないゴミはどのように処理されているか (野焼き・土に埋めるなど)

・何を資源として集め、売っているか (ペットボトル・缶など)

・学校での清掃活動の頻度はどのくらいか

・学校での環境教育(あるいはそれに準ずるもの)は現状でどのようなものがあるか

etc.

 

授業の目的の設定

環境教育には以下の4つの目的があるといわれています。


関心(Awareness):環境やそれにかかわる問題に対する関心や感受性を獲得させること


知識(Knowledge):環境とそれにかかわる問題についての多様な経験や基本的な理解を獲得させること


態度(Attitudes):環境に関する価値観や思いやり、そして環境の保護と改善に積極的に参加する意欲を獲得させること


技能(Skills):環境問題の明確化と解決に必要な技能を獲得させること

 

参加(Participation):環境問題の解決に向けたあらゆるレベルの活動に積極的に関与する機会を与えること

 

「任地の(あるいは学校の)ごみ問題をなんとかしたい!」と思っていざ環境教育をやっても、すぐに行動に結びつけてもらうのはなかなか難しいです。

 

ですが、複数回の授業のなかで、最初のうちは「身近な自然や環境問題に関心をもってもらうこと」を重視したプログラム、次は「技能(環境問題を認識する力など)を養うこと」を重視したプログラム、そして最終的には「環境改善活動へ参加すること」を重視したプログラムを作って、段階的にやっていくとよいのかなと思います。

 

とはいえ、実際に同じ学校で何度も環境教育をやるのはものすごく根気が必要です…!なかなか目に見えた変化がなくても見守っていく姿勢が大事だと思います('ω')ノ

ごみ問題について考えるためのレクチャー

細かく説明するのは大変なので、生徒とどんなやりとりををしながらレクチャーを進めていったか、写真とともにざっくり紹介します^^

 

①家と学校で、どんなごみが出るかな?

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②ごみを3種類に分けるとしたら、どんな分け方ができるかな?

 →任地の現状に即した分別方法を示す

(ここでは、Organic waste, Recyclable waste, Othersの3種類)

 

③それぞれのごみがどれに分類されるか、考えてみよう!

お手製ゴミパーツを、ペタペタ貼ってもらいます~。

 

カンボジアではOthersにあたるプラスチックゴミが増えてるけど、燃やしたりポイ捨てすることで、どんな問題があるかな?

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⑤それぞれのごみはどうやって処理するといいかな?

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 こんな感じの内容で、レクチャーはだいたい20~30分くらいにおさまっていました

一方的にこちら側がしゃべるのではなく、これでもかというくらい生徒に発言してもらう機会を盛り込みました。

 

学校の自然について考える野外アクティビテイ

①まず、生徒を5つほどのグループに分け、グループごとに学校の木を一本選んでもらいます。

 

②次に、お手製パーツを木にペタペタ貼ってもらい、自由に木の表情(喜怒哀楽)を

作ってもらいます。

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③周りの環境をよく見ながら、木の気持ちを想像して紙に書いてもらいます。

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④各グループごとに発表!

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カンボジアの公立小学校には野外学習のようなものが無いからか、生徒たちは真剣かつ楽しみながら取り組んでくれてました。

 

授業のふりかえり

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 あらかじめこちらで用意していたレビューシートに、一人ひとり記入してもらいます。

 

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活動に協力してくれた隊員からのアドバイスにより、レビューシートを書き終わった生徒は他の生徒を助ける「スモールティーチャー」のやり方を取り入れてみました。すると、予想以上に生徒同士の教えあいが活発に進みました。

 

街のお絵かき

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 プロジェクションマッピングを活用した環境教育イベント で使用する、街の絵を描いてもらいました。 

単発でのワークショップなら「自分が住みたい10年後の街」などお題を決めて自由に絵を描いてもらうのもいいかもしれません。

 

 まとめ

これまで環境教育活動をやってきた経験をふまえて、以下の内容について紹介しました。

・環境教育をやるにあたっての事前情報収集

・環境教育の目的のカテゴリー

・主に関心・(基礎的な)知識の獲得を目的としたプログラム例

 

環境教育の目的達成の道のりは長いですが、任地の人と楽しみながら活動を続けていきたいと思います^^

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