ニョニャム!お日様の下、カンボジア暮らし。

青年海外協力隊、環境教育、カンボジアの生活・自然・観光などについて紹介するブログです。いつもニョニャム(笑顔)を大切に、ありのままの日々を綴ります。

モヤモヤ感からの脱出。ハードルを一つずつ越えていこう。

半月以上更新が滞ってしまいました・・・。

今日は、ここ2か月間くらい抱えていたモヤモヤ感についてと、それを脱出してハードルを越えていくプロセス(現在進行形)について紹介します(^^)/

 

ここ最近抱えていたモヤモヤ感の原因

 その1 日本が恋しすぎた

 かれこれ1年3か月間、日本に帰っていません。そのため、日本シックに陥っていました。

カンボジア、特に首都プノンペンには日本人がたくさんいますし、おいしい日本食の店もたくさんありますが、やっぱり日本が恋しい。日本の空気を吸いたい。友達や家族に会いたい。

大学時代を過ごした、北海道の大地に呼ばれているのに(え?呼ばれてないって?笑)、帰れないのはつらいです。ここで、脈絡なく北海道の美しい風景写真を紹介します。

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北海道 札幌

 

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北海道 礼文島

 

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北海道 夕張

 

日本って、北海道って、いいところだな~としみじみ。

その2 活動のモチベーションを保つのが難しくなっていた

 5月中旬にラオス旅行に行って以来、ひたすら活動!活動!活動!モードでした。時には休みの日も。

出張で任地(プノンペン)を出ることはあっても、約4か月間遊びで州外に行くことがなかったので、さすがに息が詰まってきていました。

 

海外で、基本的に物事がうまくいかない環境の中で、2年間前向きにがんばりつづけるなんて、そう簡単なことじゃないっっっっっっ!!時にはすべて投げ捨てて帰りたくなるわ!!

(ま、それでも毎日活動に愚直に向き合い続けてしまうんですが。)

 

その3 生活上の些細なストレスが溜まっていた

毎日の危険すぎ、排気ガスあびすぎ、渋滞ひどすぎな自転車通勤

家に侵入してくる虫たち

掃いても掃いてもすぐ砂埃だらけになる家

突如遭遇するねずみやねこの死骸

知れば知るほど闇が見えてくる配属先

そして何より全力出し切れていない、目の前のことに手一杯で他人を思いやれない自分自身

 

一つ一つは小さなストレス因子ですが、積み重なると疲れますね。

その4 自然や動物との触れ合いが足りていなかった

私が住んでいるプノンペンには自然がほとんどありません。また、治安が良くないので外をお散歩することも容易ではありません。

日ごろから自然とのふれあいが極端に少なく、かつ州外にでることも少なかったので、癒しが足りていませんでした。

 

先々週末はキリロム国立公園というところに行ったので、久々にリフレッシュできました♪

 

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何が課題か、何に困っているか?をクリアに

 モヤモヤ感を抱えて、「いろんな事をやらないといけないのにできない」焦りを感じ続けても仕方がないので、今自分が直面している課題を以下の三段階で整理してみました。

 

①今、自分の中で何が課題か?

②次のステップは何か?

③今(今日)できることは何か?

 

色々書き出したのですが、活動上で今かかえている課題(とても個人的ですが…)をここで紹介します。

 

①課題:活動の次のステップになかなか進めない

これまで任地の小学校をまわって、生徒に対して環境教育の授業をしてきました。ですが、学校がかかえる具体的な問題(例えば、学校ででるごみを分別せずに全部校庭で燃やしてしまう、資源物の分別回収をしていない現状)に対してのアプローチが出来ていませんでした。

 

そのため、新学期がはじまったら巡回先の学校の先生たちと共に、そういった問題に対してどんなことができるか、話し合いの場を設置しようと考えていました。しかし、当然自分一人ではできません。

その前段階として、配属先のスタッフと学校での課題を共有して、活動の次のステップに向けて動きたそうと思っていたのです。

 

しかし、そんななかでこれまで一緒に活動していたインターン生二人が省を辞めてしまい、一番頼れる協力者がいなくなってしまいました。二人は、有難いことに「これからもえりかのプロジェクトに協力したいからワークショップやるときはいつでも電話して。」と言ってくれます。でも、やっぱりワークショップや話し合いの実施に至るまでの、地道な準備・調整のために、いちいち二人を呼び出すわけにもいかない…と思っていました。

 

やがて、一人であれこれ抱え込んでいるうちに、なかなか資料作りもプレゼン作りも進まず、精神的にも不安定になっていました。

 

②次のステップ:まずは配属先のCP(カウンターパート)に現状を伝え、方針について話し合う

現在CPはフランスに行っているのですが、やっぱりこの一人で行き詰っている現状を打破するためには、まずはカウンターパートである上司としっかり話し合うことが必要だなと気づきました。

もし新たに配属したインターン生のなかで環境教育に興味を持ってくれる人がいるなら、一緒に活動をしたいなと思います。

 

③今できることは?:カウンターパートやスタッフと共有するプレゼン作り

学校での環境教育を含め、これまでのボランティア活動を一度総括して、自分が認識している活動上の課題、現場の課題を整理すること。

 しかし、これがなかなか難しい。課題をあれこれ分析し、まとめ…。あーでもこれじゃ伝わらないかも、と考えては再度作り直し…。

カウンターパートが帰ってくるのは来週なので、そのときまでにちゃんと話し合うための準備を完了したいなと思います。

 

・・・というわけで、日本が恋しい、小さなストレスが溜まっている等々の理由でモヤモヤしていたのですが、根底にある最も大きな原因は、活動の次のステップに進みたいけど、なかなか進めていない ことでした。

しかし、課題と、それに対してできることがクリアになると、幾分気持ちがすっきりしますね。

 

高いハードルに怖気ず、一日一日できることをやっていこう

海外で、自分のように経験もスキルもない人間が、0から活動を作って、2年間継続していくのは、ほんとーーーーーーーに難しいです。ましてや、環境教育のように、短期的な目に見える成果が得にくい分野でやっていくには、相当な根気が必要です。

 

課題を見つけて、周囲の人たちと共有し、協力してく。これまでできていたつもりだったけど、不安定な地盤の上に成り立っていたものでした。つまり、自分が動かなればすべてが止まる、その程度のものなんだ、と。

 

一方で、カンボジアでは、何もないところから新しい仕事、仕組み、ネットワーク、価値を生み出している素晴らしい日本人の方々がたくさんいます。そういった方はだいたい年齢が一回り、二回り上だったりするので、自分と比べるのは無意味だと分かっているのですが、やっぱり落ち込みます。結局、自分はお膳立てされた、サポートがしっかりしている環境の中でしかやっていけない人間なのか…と。

 

とはいえ、一通り落ち込むだけ落ち込んで、目の前の現実にもどるんですね。笑

 ハードルが高いなと感じても、結局その日その日で出来る事をクリアにして、淡々と取り組むだけ。答えはシンプル。

 

まとめ(!?)

モヤモヤ感を長期間抱えるのは精神衛生上あまりよくないです。何がその原因なのか、紐解いていって、自分の素直な気持ち(私の場合、活動上の次のステップに進みたい)を認識して、一日一日できることを見つけて、取り組んでいく。

そんなプロセスで、また一つ、ハードルを越えようとしているのでした。