伝統工芸品の銀細工 【カンボジアを切り取る、今日の一枚 Vol.5】
「カンボジアの伝統工芸品って何ですか?」
と、時々尋ねられることがあります。
実はいろいろとあるんですが、マイナーな物が多いのが現状かなと思います。
というわけで、今日は伝統工芸品の一つである、銀細工(Khmer Silverwares)を写真で紹介します♪
一つ一つ、手作りとは思えないほどの精巧さ。しかも、どこかぬくもりがかんじられます。
今にも動き出しそうな、動物の銀細工たち。
家に飾っておいたら、いい運を呼び寄せてくれそうな獅子たち。
銀細工の制作現場。
カンボジアの銀細工・銀器は、今から約500年前、Udongという場所に都があった時代から、存在していたといわれています。
そのため、今回の写真を撮影したUdongの村には、今でも銀細工の制作場が残っているんです。(観光として見学することもできますよ~。)
UNESCOの報告書によると、カンボジア国内だとオッドーミンチェイ州で銀が採掘されていたことが分かっています。ですが、カンボジアでの銀の採掘量は限定的で、中国やベトナムから銀器を輸入していたことも、遺跡調査から明かになっています。
伝統工芸品そのものは素朴ですが、その背景にある歴史や文化はなかなか奥深いな~と思います。
(そういうストーリーをセットにしてプロモーションしていくと、もっとお土産品としての価値も上がりそうだ。)
それでは今日も良い一日を♪