アドベンチャー度★★★ バンティアイチュマー遺跡
バンティアイチュマー(Banteay Chhmar)遺跡は、12世紀アンコール時代に造られた遺跡で、タイとカンボジアの国境の近くにあります。首都のプノンペンからのアクセスは、バスで7時間+車で1時間ほど。
800年もの間、遺跡は発見されることなく残っていたそうです。現在はGlobal Heritage Fundなどの国際機関により、遺跡の保全と修復が進められています。
行ってみたら、アドベンチャー度がた、高い…(笑)
「え!ここ進むの?」という道をかき分け、遺跡奥にある千手観音のレリーフを目指して散策(冒険?)しました。
というわけで、アドベンチャー度★★★ のバンティーチュマー遺跡を紹介します!
1.静けさのなかに佇む遺跡
協力隊員4人で観光に行ったのですが、早朝だからなのか、他に観光客はいませんでした。鳥のさえずりが響き渡ります…。
崩れかけているのか…?もともとこういう遺跡なのか…?
さてさて、この先にどんな遺跡があるのでしょうか…。
2.道なき道を進む
奥に進むと…やはり、崩れかけた遺跡の数々。足元がとても不安定ですが、おそるおそる歩いていきます。
途中から道がよく分からなくなり、現地のガイドさん(といってもそのへんにいたお兄さん)に、最終目標の千手観音のレリーフまで案内してもらいます。
って、ここ、登るの…?!?!
遺跡の中を潜り抜けます…。この入り口、鍵穴みたい。
3.自然にのみこまれる遺跡
木々や草のなかに、ひっそりと遺跡があります。800年以上、静かにこうして佇んでいるんですね。
ゆっくり、じわじわと自然にのみこまれていく様子がうかがえます。
こちらにいたっては、完全に木が優勢です。遺跡の上にどっしりと座っているように見えます。
4.多様なレリーフ
自然の大きな力に圧倒される一方で、注意深く歩いていると、数々の緻密なレリーフを発見できます。
こちらは、王様がいる場所を目指して人々が列をなして歩いているところを表しているそうです。参勤交代みたい。
一番お気に入りのレリーフ。写真右の大きな鳥は、何なのでしょうか。
最終目的地の千手観音のレリーフの前で記念撮影!どや顔でごめんなさい…。
まとめ
約800年の間、自然に囲まれ、覆われてきたバンティアイチュマー遺跡。道なき道をすすみ、時には力みなぎる大木に圧倒され、時にはレリーフの美しさに魅了され、敷地の奥にある千手観音を目指して散策します。プノンペンやシェムリアップなどの主要都市からは少し遠いですが、遺跡好きの人にとってもおすすめしたい場所です!!