カンボジアの伝統的なスカート、サンポットをオーダーメイド!の巻
カンボジアには、サンポットという伝統的な長い巻きスカートがあります。
女性の学生服や、先生の服装としてよく見かけることがあります。一方、首都のオフィスにいる女性の大半はスーツスカートやカジュアルな服を着ており、サンポットを着ている人はほとんど見かけません。
ですが、自分はこれから活動のために学校に行く機会が多くなるので、サンポットをオーダーメイドしてみることにしました!
1.プノンペンのオリンピックマーケットへ
オリンピックマーケットは、プノンペンの大きな市場の一つです。洋服を作るための布が沢山売っていると聞いていたので、こちらに行きました。
2.サンポット用の布売り場を探せ!
当然ながら、日本のスーパーやショッピングセンターのように、何階のどの位置に何のお店があるか分かるようなフロアガイドはありません。
迷路のような市場の中で、お店の人に「サンポットの布はどこに売ってますか?」と尋ねては進み、また尋ねては進みます。一応布を売っているお店を見つけましたが、「うーん…なんか想像してたのと違うな~。」と思い、市場の2階へ…。市場の中はとても暑くかつ換気がされていないので、あまり長時間いるとクラクラしてきます。要注意。
3.楽しい嬉しい、布選び
2階に行くと…
社交ダンスののような衣装、そしてスパンコールや宝石などの装飾品がたくさん!!!これらは、主に結婚式のときの服装だそうです。
そして、しばらくうろうろすると…
これだ!これがサンポットの布だ!
ようやく、サンポットの布のお店を見つけました。
1着分のサンポットの布は5$程度。布の相場を知らべてこなかったけど、まぁそんなに高くはないでしょう。
私「こっちとこっち、どっちがいいかな~?」
お店の人「どっちも色がきれいよね~。」
と会話をしながら、2着分の布を選びました。
4.ちょこっと寄り道
市場の3階に行くと、いくつか仕立て屋さんがありました。「うーん、どのお店がいいのかな~。」と見て回ります。
途中で、かわいいワンピースを売っているお店に立ち寄りました。お店のおばちゃんと、自分が日本人であること(色黒なせいでなかなか信じてもらえない)、2年間ボランティアとしてカンボジアに来ていること…いろいろとお話ししました。
いくつかワンピースを試着し、店員のおばちゃんに「もっと胸があった方がこのワンピースはきれいに見えるわよ~。」なんて言われました。日本のお店で服を試着して「お客様、こちらのワンピースはもっとお胸があった方が見栄えがしますよ。」と言われることはまずない。カンボジアの市場での買い物は、本当に愉快!
迷いに迷って、ワンピースを一着選んで購入しました。ついでに、このフロアで一番ちゃんとしている仕立て屋さんを紹介してもらいました。
5.仕立て屋さんにサンポットを注文する
布を渡し、採寸し、スカートの丈などを決めます。仕立て代は、一着10$。
仕上がりは3日後。楽しみ…!
6.3日後…(本日)
活動を終えて、急いで市場へ(市場は4時ごろ閉店)。
出来上がったサンポットをはき、ついでに上も試着。
私「一緒に写真を撮ろうよ~!」
お店の人「え~私もきれいな服に着替えようかしら!」
私「そのままで大丈夫だよ~。」
なんてやりとりを交わし、一緒に写真を撮ってもらいました。
カンボジアに滞在している方も、旅行に来る方も、ぜひお気に入りのサンポットを作ってみてください♪